国民必見の映画「日本のいちばん長い日」
残念ながら私の町では上映されていません。8月下旬に公開になるのでそうなったら行こうと思います。
それなのに記事のタイトルが「国民必見の映画『日本のいちばん長い日』」になっているのが不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。
実は私、昨日岡本喜八監督作品の「日本のいちばん長い日」を見たのです。BSプレミアムで放送された番組を録画していたのでした。まさに終戦の日にふさわしい時間の過ごし方だと、われながら感心しています。
2時間40分の長い映画ですが、あっという間でした。それほどに入りこんでしまいました。
この映画を見なければ、ポツダム宣言を受諾するまでにこんな困難があった事実を私をはじめ国民のほとんどは知らないままだったでしょう。
岡本作品は1967年に制作されています。まあ、そのキャストは豪華。オールスターキャストとはこういうことをいうんだと思いました。男、男、男。女優は新珠美千代以外出てきません。
阿南陸軍大臣には三船敏郎。(リメイク版は役所広司)
鈴木貫太郎首相には笠智衆。(リメイク版は山崎努)
畑中少佐を黒沢年男。(リメイク版は松坂桃李)
ナレーションは仲代達也。
天皇陛下がはっきりとは映らず、エンドロールにさえ名前が入り込んでいません。後で調べると、天皇陛下役は八代目松本幸四郎だそうです。
制作年は戦後22年、天皇陛下はじめ登場人物の多くが存命中なのによく描いたなあと思います。
物語は主に宮城事件を中心に描かれていました。あんなに犠牲を払ったのに、戦争を終わらせたくなかった一部の陸軍将校がクーデターを起こそうとしていたなんて・・・・・。
玉音放送さえ危うかったこの事件がもし成功していたら、と思うと本当にぞっとしました。
終戦の日を知りながら、若い兵士を戦場に送り出す無情な上司。
武器を持つと人間はこうも間違った使い方をするものなのか、軍隊の教育とは何だったのか、今更ながら思い知らされます。
やはり戦争は日本にとって犠牲が大きすぎました。
監督の主張はあくまで「戦争反対」ですね。
新旧両方見た人の情報によれば、リメイク版にはリメイク版ならではの良さがあるそうです。だから、リメイク版も見ておきたくなりました。
これは国民必見の映画だと思います。
「TOO YOUNG TO DIE!」というタイトル
宮藤官九郎の最新映画をテレビで紹介していました。
そのタイトルが「TOO YOUNG TO DIE!」
聞いたことあるフレーズ。
これ、イーグルスの「ジェームス・ディーン」って歌の歌詞の最後に出てくるんですよ。
「You were too fast to live, too young to die,bye bye」
私、ジェームス・ディーンが好きでしたからこの歌詞の「生き急いだ」という言葉が心に染みました。
https://www.youtube.com/watch?v=ldZtbxeIHHc
この曲は1974年リリースの「オン・ザ・ボーダー」に収録されています。
しかし、この「 too fast to live, too young to die」を
「セックスピストルズの伝説的なベーシスト、シドヴィシャスの 一代記を描いた映画『シド&ナンシー』に出てくるセリフだ。」
・・・・と説明している人もいます。でも「シド&ナンシー」はイーグルスより後です。
その他にも、ブラピとジュリエットルイスの映画で「TOO YOUNG TO DIE?」っていうタイトルのがあります。
邦題は「トゥルー・ブルース」ですけどね。
このフレーズって昔からアメリカではよく使われる言葉なんでしょうか。
クドカンの映画のタイトル見て、パクリ感を感じてしまったのは私だけかしら?
偉大な俳優クリストファー・リー
ドラキュラ役で一世を風靡したクリストファー・リーが亡くなりました。
私が初めて彼を見たのもそのドラキュラ役でした。たしか、日テレの水曜ロードショーでした。
ドラキュラの彼を見たとき、私がイメージしたドラキュラそのものだと思いました。おそらく観客もそういう思いだったのでしょう。その後の作品はことごとくホラーもの。
ここで、俳優ならいろいろ悩むでしょうね。それ以外の役がしたいのにオファーが来ない。結局そのイメージなんだと。
「サイコ」のアンソニー・パーキンスはノーマン・ベイツの役から離れられずに最後まで引きずっていた。
シリーズものをした俳優はイメージから脱却するのに苦労しているみたいです。
クリストファー・リーは私が見た時には怖いおじさんにしか見えませんでしたが、今見るとかなりの美男子です。メイクを施さない普段のお顔はかなりイケメン。
高身長が災いしていたのでしょうけど、時代の変化とともに彼の持ち味が生かされた役がついてきたという感じでしたね。
90歳を超えても重要な役をこなし、世界で最もたくさんの作品に出たというクリストファー・リー。
またもや映画界の重鎮が一人天国に召されました。
観る価値あり、映画「切腹」
私はこれまでに数々の映画を見てきましたが、これは必見!!という映画が明日のBSプレミアムで午後1時から放映されます。
それは「切腹」
主演は仲代達矢。
娘役に岩下志麻。
ブログを始めたころに少しだけ映画の記事を書いたことがありましたが、この映画は黒沢映画に匹敵する素晴らしい映画だと思いました。
↓
何しろこれを見たのは40代後半。
近年技術だけはすごい映画界ですが、昔の映画は役者本人の力や撮影現場にすごく影響されていて、本物の演技が見えて感動します。
ストーリーも秀逸ですが、何といっても殺陣のシーンは必見です。
もしよければ、ご覧くださいね。
最後は号泣「アメリカン・スナイパー」
久々に映画を見てきました。
今日から封切された「アメリカン・スナイパー」です。
クリント・イーストウッドが監督、近々発表されるアカデミー賞に6部門ノミネートされたということで久々に見たいと思った映画でした。
主人公はクリス・カイル。イラク戦争に4回も派遣され、敵兵士を160人狙撃したアメリカの英雄です。
ストーリーは彼自身が書いた本を元に作られています。
まあ、実際にこんなことがあったんですねって驚きました。その理不尽さに・・・。
あまり書くとネタバレになるのでやめにしておきますが、最後は号泣してしまいました。
映画館で見ると本当に戦地にいる感覚になってしまい、その過酷さは身に沁みます。
その中で仲間を失ったり、砂嵐の中命からがら逃げ惑ったり・・・。
同僚が次々に除隊する中、4回も派遣されたクリス。日数にすれば1000日に及びます。
本人は「祖国のために」と言ってイラクに向かい、狙撃をする。
イラクの人たちからは懸賞金までかけられて、一番の敵とされていました。
ただ、私には彼を任務を遂行した一軍人にしか見えませんでした。そして、家庭ではいいお父さん。
映画って基本的に主人公が相当の悪でない限り、主人公の味方になってしまいますね。
いっしょに見に行った主人は「全くアメリカ中心に考えている映画で共感できない、ちっとも良くなかった。」という感想。
ただ、思ったのが日本とアメリカの差。
戦地で160人殺した人に対して、日本人だったら英雄扱いしないでしょうね。
マスゴミからバッシングされまくって、それこそ精神に異常をきたすと思います。




